ムアンナコーンラーチャシーマー郡 (Amphoe Mueang Nakhon Ratchasima)
セーマーという街とコーラートという町が併合されてできた街であり、この二つの語の前にナコーン(街という意味の語)という語を冠し、ナコーン + コーラート + セーマーで少し語調がなまり、ナコーンラーチャシーマーとなった. なお、このうちコーラートという語は現在でもタイ全土で広くナコーンラーチャーシーマー市の愛称、別称として用いられる. なお日本語ではコラートとも書かれる.
ナコーンラーチャシーマーとタイ南部の都市・ナコーンシータンマラートは名前が似ている(どちらもナコーンを冠している、「ラーチャ」も「ラート」も王という意味を持つ同じ語、「シー」は意味が違うが声調は同じ)事から地名の聞き間違いの代表とされる. これを利用したなぞなぞに「ナコーンシータンマラートの人は畑を耕すが、ナコーンシータンマラートは何をする?」と言うのがある. 答えは「逃げる」である. なぜなら「ナコーン(街)+ラーチャシー(獅子)マー(来る)=獅子が来る街」だからである. なお本当は「ナコーン+ラーチャシーマー」で「王の領域の街」という意味である.